夢遊病と睡眠薬

 睡眠薬にまれに見られる夢遊病(睡眠随伴症状)について、昨年に

厚生労働省より注意喚起があった睡眠薬があるのでまとめてみます。

 
 2007年3月に米国のFDA(米食品医薬品局)が副作用の警告欄を

改訂したことに端を発しています。

 
 13種類の睡眠薬に改訂が行われましたが、その中でも特に取り上げたいのが、マイスリー(ゾルピデム)です。

 
 FDAによると、マイスリーを服用した患者が、眠ったまま車の運転

を行う、調理をしたり、食事をする、ネットで買物をしたなどの実例

が報告されたそうです。

 これらは夢遊病の一種と見られ、当事者はまったく覚えていない

そうです。

 
 管理人はマイスリーをメインに使用していましたが、夢遊病のよう

なことも本当に経験しています。

 副作用の件でも紹介しましたが、友人の家に泊ったときのことです。

 その夜、管理人と友人はスーパーに翌朝の食事を買いに行きました。

 牛乳とパンです。

 友人と談笑してその夜はマイスリーを飲んで眠りました。

 夜中に突然管理人はむくりと起き上がり、パンと牛乳を飲んで、再

び眠り込んだのを、ゲームをしていた友人が見ていたそうです。

 
 翌朝、管理人は友人に訴えました。

 「朝ごはん、ないんだけど、もしかして食べた?」

 友人は「お前が自分で食べたんだよ」と返したのです。

 彼は人のものを勝手に食べる人ではありません。

 
 このような夢遊症状を起こす睡眠薬は少なくありませんが、今回

ショッキングだったのが、それがマイスリーだったことです。

 マイスリーは世界ではもちろん、日本でも良く使われている睡眠薬

だったからです。

 
 FDAの調査によると、このような夢遊症状が見られた患者の90%

は、寝る前に少量でもアルコールをとっていたことが報告されていま

す。

 
 この3ヵ月後に、おそらくはFDAの動きを受けて、厚生労働省が

睡眠薬の警告欄の改訂を行いました。

 
 改訂されたのは、酒石酸ゾルピデム(マイスリー)ゾピクロン(アモバン)トリアゾラム(ハルシオン)の3つです。

 具体的には、酒石酸ゾルピデム(マイスリー)ゾビクロン(アモ

バン)
には、「もうろう状態、睡眠随伴症状(夢遊病)が起こる可能

性がある」と加筆。

 トリアゾラム(ハルシオン)に関しては、「睡眠随伴症状(夢遊

病)が起こる可能性がある」と加筆し、注意喚起を促しました。


 重ね重ねですが、マイスリーに睡眠随伴症状が見られたケースの9

0%は、少量でもアルコールを摂取していたことが強調されていま

す。

 【注意】

 睡眠薬とアルコールの併用はおやめ下さい。

 
 自分で睡眠薬の服用を勝手に中止しないで下さい。
 
 中止する場合は、必ず専門の医師との相談の上に行ってください。 
 

タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 14:54 | Comment(0) | 睡眠薬・種類と副作用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

離脱症状と睡眠薬

 睡眠薬をやめると決意する時、立ちはだかるのは「反跳性不眠」と

いうのはお話しましたが、「離脱症状」もそのひとつです。


 「離脱症状」というのは薬の服用をやめた際に出現する症状で、

睡眠薬の離脱症状としては、「不眠、強迫観念、強い不安、体の感覚

異常」などが挙げられます。


 離脱症状に関する勉強をしていて良く出会うのが、睡眠薬を服用し

ていた女性が妊娠を期に睡眠薬を中止し、強い不安感などに襲われる

というものです。

 
 
 管理人も睡眠薬をやめた時は、反跳性不眠と強い不安に苦しみました。

 せっかく薬を飲まなくなったのに、言葉に出来ない不安に襲われて

、眠れなくなり、眠れないから更に不安になるというデフレスパイラ

ルに陥ることになったのです。


 管理人が、睡眠薬を飲むことを他人に簡単に薦められない理由のひ

とつに、この離脱症状との付き合いが必要になってくることが挙げら

れます。
 
 
 ある統計によると、半年以内で睡眠薬の服用を中止した場合の離脱

症状の発現率が5%、1年以上の服用で82%の発現率になるそうで

す。

 一般的に半減期の短い薬ほど離脱症状が出やすく、1日以内に現れ

ると言われています。

 また、半減期の長い薬は、数日後から2週間後に離脱症状が現れる

そうです。


 離脱症状と反跳性不眠こそが、睡眠薬をやめるときのハードルであ

り、人々が睡眠薬を恐れる本質だと思います。

 
 睡眠薬を服用し始め、副作用などの心配からやめる、やめたのはい

いが離脱症状と反跳性不眠から睡眠薬をまた服用する、副作用などの

心配からやめる・・・


 以下に睡眠薬のやめ方について、一般的なものをまとめましたので

ご参考下さい。


【漸減法】 

 服用の感覚はそのままに、薬の量を減らしていくものです。減量に関しては専門の医師の指示に従って下さい。


【隔日法】

 中間型・長時間型睡眠薬のみに可能な方法。

 毎日、服用していたものを2日に1度の服用にするものです。

 詳しい方法は専門の医師の指示に従ってください。


【置換法】

 超短時間型睡眠薬、短時間型睡眠薬から、中間型睡眠薬、長時間型

睡眠薬へと置き換えていき、同時に量を減らしていく方法です。

 詳しい方法に関しては専門の医師の指示に従って下さい。



【注意】睡眠薬の服用を中止する際は、勝手にやめることは絶対にせ

ず、専門の医師との相談の上に行ってください。
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 05:58 | Comment(0) | 睡眠薬・脱出法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

半減期と睡眠薬

 睡眠薬を使用する上で押さえておきたいのものに半減期があります。


 これは厳密には、「生物学的半減期」と呼びます。

 生物学的半減期・・・なにやら難しい言葉ですね。
 
 
 専門的なことは抜きにして、説明します。

 
 生物学的半減期とは、簡単に言うと、

「薬を飲んでから、体内で分解、排出されるまでにかかる時間」

 のことを指します。

 さらに簡単に言うと、

「薬がお腹の中に存在している時間」とでもいいましょうか。

 管理人の医師は、こう説明してくれました。


 そもそもベンゾジアゼピン系の睡眠薬の特色を正確に分類すること

は専門家でも難しいそうです。そのため、便宜的に、生物学的半減期

という概念を使用するそうです。

 
 この生物学的半減期こそが、薬の作用時間を決めていると言われています。

 お腹の中にいる時間が短ければ、作用時間も短いですね。
 
 お腹の中にいる時間が長ければ、作用時間も長いですね。

 
 また、分解・排出する時間が長いか短いかによって、現れる副作用

もおのずと違ってくるのです。

 
 生物学的半減期が比較的、短い睡眠薬は、健忘が出やすい、急な中

止により反跳性不眠が出やすい、退薬症状が出やすいなどの副作用が

出ることが考えられます。

 
 
 生物学的半減期が比較的、長い睡眠薬は、翌日の持ち越し効果によ

り、朝起きるのが辛い、日中に眠くなる、筋弛緩作用によるふらつき

が生じやすいなどの副作用が出ることが考えられます。


 このように、半減期によってだいたいの副作用を大つかみではあり

ますが、予測することが出来るのです。

 医師も処方する時の目安として活用しているようです。

 
 内科や心療内科、精神科を受診した際はこのような用語はあまり

出てこないと思いますが、ご自身で勉強して体調を管理したいという

方には有益かと思います。

 
 効果や副作用、飲み合わせなどについても熟知していれば、健康管

理に役立てるかと思います。


【注意】 

 ご自身の健康問題に関しては、必ず、専門の医師と相談して下さい。
  
 

タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 03:52 | Comment(0) | 睡眠薬・種類と副作用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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