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バルビタールとベンゾジアゼピン

 睡眠薬と聞くと、どうしても怖いイメージがあります。「副作用」だったり「依存性」だったり、寿命が縮まるなど、本能的な恐怖を感じさせます。
 
 
 実際のところ、昔よりは格段に安全性は向上しました。

 
 ネガティブイメージばかりがつきまとう睡眠薬ですが、もちろん、
「恐れ」を持つことは付き合っていく上では非常に重要だと(管理人は)思います。

 また、すべての薬に言えることですが、体内に「異物」を入れていることに変わりはありません。
 
 不眠症を改善し、睡眠薬をやめることが健康にとって一番良いことは認識しておかなくてはいけません、多くの医師、書籍で強調されている事実です。

 このページでは、睡眠薬を大きく「2つ」に分けて、睡眠薬の実際をとらえていきたいと思います。

 
 【マイナスイメージを作った睡眠薬】

 
 そもそも、睡眠薬の強いマイナスイメージは、「バルビタール系睡眠薬」により作られたと言われています。この睡眠薬は、安全性の点から言えば「危険」な睡眠薬でした。

 20世紀の初頭に現れた、この「バルビタール系睡眠薬」は画期的とも言えるほど、睡眠効果が高いものでした。

 しかし、それと同時に問題点も多かったのです。

 服用しているうちに段々と効果がなくなり(耐性と言います)、効果を得るには用量を増やしていかなければなりませんでした。

 この「耐性」は治療薬としては問題となりますが、さらにもうひとつ、常用しているうちに「依存」が生じてくるというものでした。

 依存には、精神的依存、身体的依存があり、前者は薬がなくなると薬が欲しくて仕方ない状態で、薬がなくなるとパニック状態になります。
 喫煙者からタバコを取り上げるのを想像すれば、理解が早いでしょう。
 
 後者の身体的依存は、服用を突然中止すると、「禁断症状」が現れるのです。手が震えたり、強い不安に襲われたり、幻覚症状を起こすこともあったそうです。

 また「安全性」にも大きな問題がありました。バルビタール系睡眠薬は呼吸器系を強く抑制します。
 
 これは生命の危険に関わる問題でした。

 治療のための薬で死んでしまったら、本末転倒です。


(バルビタール系睡眠薬の副作用)

 この睡眠薬の副作用は、「耐性」「依存性」「安全上の問題」が挙げられます。

 

 【そして、現在は】

 現在は、このバルビタール系睡眠薬が処方されることはほとんどありません。

 重度の不眠症を患い、入院している一部の患者に処方しているといいう話を(管理人は)聞いたことがありますが、3年間の不眠症生活でお目にかかったことはありません。

 服用しているという方にお目にかかったこともございません。

 
 しかし、このバルビタール系睡眠薬の情報や、それにまつわるイメージが、そのまま現在の睡眠薬のイメージにつながり、結果、睡眠薬のマイナスイメージが形成されたと言われています。

 睡眠薬のマイナスイメージの根底にあるのは、このバルビタール系睡眠薬の歴史にあると言っては過言でしょうか。



 【現在、処方されている睡眠薬】

 現在、処方されている睡眠薬がベンゾジアゼピン系睡眠薬です。ベンゾジアゼピン系睡眠薬の特徴は、バルビタール系睡眠薬の副作用など問題にならないくらい安全性が高いことにあります。

 実際、管理人はほぼ3年間、このベンゾジアゼピン系睡眠薬を服用していましたが、確かに生活に支障をきたすことは一切ありませんでした(あくまで管理人の場合)。

 勿論、「耐性」もありますし、管理人も「精神的な依存性」については強く実感しました。
 
 相性の合う薬を見つけても、ある程度の期間が経てば効果がなくなって、他の睡眠薬に変えたり、「薬がないと眠れない」という不安に襲われたこともあります。

 実際のところ、ベンゾジアゼピン系には何の問題もないとまではいえませんが、バルビタールに比べれば、「比較的・安全性は高い」と一般的には言われています。


 
 【注意】

 ベンゾジアゼピン系は、(比較的)安全性は高いと強調するような表現をしましたが、ある程度の副作用を生じる可能性もないとは言い切れません。
 
 服用に際しては、必ず専門の医師とのご相談の上、用法用量を守って使用してください。
 
 
 

 
 

 
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 11:39 | Comment(0) | 睡眠薬・種類と副作用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ベンゾジアゼピン系・睡眠薬の種類

 ひとくちにベンゾジアゼピン系睡眠薬といっても、その種類と作用

はいくつかに分類できます。

 
 一般的には、生物学的半減期によって分類していますので、ここでも例にならってまとめてみます。



 【4つの作用型】

 
 生物学的半減期が作用時間を決めているとは前述したとおりです

が、半減期の長短により、ベンゾジアゼピンを以下の4つに分類する

ことが出来ます。

 
 

 [超短時間作用型]

 
(生物学的半減期) 2〜4時間
 
 
 (特徴)

 作用の出現が非常に早く、すぐに分解排出されるため、持続は短いです。翌日に効果を持ち越すことがほとんどない。

 
(代表的な睡眠薬)

 トリアゾラム(商品名:ハルシオン)

 ゾピクロン (商品名:アモバン)

 ゾルピデム (商品名:マイスリー)



(一般的な対象)

 入眠障害


 
 【副作用】

 このタイプの睡眠薬を長期に渡って使用し急にやめると、以前よりひどい不眠状態(反跳性不眠)に陥ることがあります。
 また、健忘をきたしやすいという欠点があります。

 

 
 [短時間作用型]

(生物学的半減期) 6〜10時間

 
 
 (特徴)

 超短時間型と同様、作用の出現が早く、すぐに分解排出されるために持続は短い、翌日に持ち越すことは、比較的少ない方。

 
 
 (代表的な睡眠薬)
 
 プロチゾラム  (商品名:レンドルミン)

 ロルメタゼパム (商品名:エバミール)

 リルマザホン  (商品名:リスミー)

 エチゾラム   (商品名:デパス) 


 
(一般的な対象)

入眠障害

 
 
 【副作用】

 超短時間型と同様に、このタイプの睡眠薬は、長期に渡って使用して急にやめると、以前より不眠状態(反跳性不眠)に陥る場合があります。
 


 
 
 
 [中間時間作用型]

 (生物学的半減期) 20〜30時間

 
 (特徴)

 睡眠効果は持続しますが、生物学的半減期が、20〜30時間と長いので、翌日に効果を持ち越すことがあります。

 
 (代表的な睡眠薬)


 ニトラゼパム(商品名:ベンザリン)

 エスタゾラム(商品名:ユーロジン)

 クアゼパム (商品名:ドラール)

 
 (一般的な対象)

 入眠障害早朝覚醒中途覚醒

 
 【副作用】

 長時間型よりは、比較的可能性は低いですが、翌日に効果を持ち越す場合があります。その場合、翌日の日中に眠気を催す可能性があります。

 
 


 [長時間作用型]

(生物学的半減期) 50〜100時間

 
 
 (特徴)

 効果の持続は非常に長いのですが、翌日に持ち越すことが非常に多いです。
 
 
 
 (代表的な睡眠薬)

 ハロキサゾラム(商品名:ソメリン)

 フルラゼパム (商品名:インスミン)

 
 
 (一般的な対象)

 中途覚醒早朝覚醒

 
 
 【副作用】

 生物学半減期が非常に長いので、翌日に効果を持ち越す可能性があります。翌日の日中に眠気を催す可能性があります。



 
 【注意】

 睡眠薬の投薬治療を行う際は、必ず専門の医師とのご相談の上で行うようお願いします。

  




 
 

 
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 14:34 | Comment(0) | 睡眠薬・種類と副作用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

非ベンゾジアゼピン(副作用をより軽減)

 現在、病院で処方されている睡眠薬は大きく分けて二つ。ベンゾジアゼピン系睡眠薬と「非ベンゾジアゼピン系睡眠薬」です。

 「非」って漢字が頭につきますから、なにやら正体不明のように思えますが、実はこの睡眠薬はベンゾジアゼピンと「ちょっと違う」だけなのです。
  
 何が「ちょっと違う」のかというと、まずは薬の構造です。
 
 「薬の構造?」

 080630_1332~01.jpg
 
 (↑)こういうやつです。
 
 かなりいびつですが、「化学」の授業でやった「構造式」というものです。ちなみに、上の構造式が「ベンゾジアゼピン骨格」といわれるものです。

 絵は下手ですが、「非ベンゾジアゼピン系睡眠薬」はベンゾジアゼピン系睡眠薬と上のような構造に若干の違いがあるだけで、作用の仕組みは同じなのです。

 
 作用の仕組みに関しては、両者ともにベンゾジアゼピン受容体(レセプター)に接触して作用します。

 受容体(レセプター)とは、簡単に説明してしまえば「薬をキャッチ」する場所です。

 ベンゾジアゼピン系睡眠薬の受容体(レセプター)は脳の神経細胞の膜の上にあるといわれています。

 その後、脳の「大脳辺縁系」という場所に主に働きかけます。

 「大脳辺縁系」は人間の喜怒哀楽や、食欲や性欲といったものを司っていると言われ、この部位に働きかけるために、鎮静作用、抗不安作用ももたらしてくれるのです。

 若干、横道にそれましたが、要するに、ベンゾジアゼピン系睡眠薬と「非ベンゾジアゼピン系睡眠薬」は、構造こそは違いますが、作用の仕組み、作用する場所は同じなのです。

 また、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、より自然な睡眠薬を誘導すると同時に、副作用をより軽減するために開発されたそうです。

  
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 22:58 | Comment(1) | 睡眠薬・種類と副作用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6つの注意(基本)

 睡眠薬の使用について、注意しなくてはいけないと一般に言われていることについて、まとめてみたいと思います。

 
 
 【医師と、シッカリ相談】

 睡眠薬を使用する治療では、自分のタイプに合った睡眠薬を使用することが重要です。
 
 入眠障害ならば超短時間型・短時間型、また中途覚醒早朝覚醒熟眠障害ならば中間時間型・長時間型睡眠薬が基本になります。

 現実には、自分のタイプに合う睡眠薬を処方されても、同じタイプの中から「相性の合う睡眠薬」を見つけることが必要になることもあります。

 管理人の場合は、入眠障害でしたから、上記の通り、超短時間型もしくは短時間型の睡眠薬になりますが、さらにそのタイプ群から、
「ハルシオン?それともマイスリーか?デパスか?リスミーか?」と自分と相性の良い薬を見つける必要があるわけです。

 こればかりは、試行錯誤になる場合もあると思います。

 初めて処方された睡眠薬でカッチリはまるか、サイズの合わない服を着ることになるのかは、管理人もなんともいえません。

 管理人の医師は、「正直、試してみないとわからないということもあるんだよ。相性の問題もあるからね。合わなかったら必ず言ってくださいね」と仰っていました。

 
 重要なのは、医師とシッカリ相談することです。

 
 ですから、自分の睡眠時間や健康問題について出来る限り正確に把握することが必要になると思います。
 
 勿論、正確に把握できなくても気を揉む必要はありませんが、不眠の症状(寝付けないのか?夜中に起きるのか?朝起きるのか?睡眠が浅いのか?)程度は把握して伝えた方が良いと思います。

 
 
 【眠気がきたらすぐ眠る】

 睡眠薬を飲んで、眠気がきたらすぐに眠るようにするべきです。睡眠薬を飲んだあとに、布団から起き上がって、なにか作業をするというのは良くないです。
 
 眠りのタイミングを逃してしまうからです。
 
 管理人の体験したケースでは、睡眠薬を飲んで布団に入ったのはいいのですが、「あっ、メール返してなかった」とパソコンの電源をつけ、メールを返していました。終わった頃には、目が冴えてしまい、結局朝まで眠れませんでした。
 

 
 【アルコールと一緒に飲まない】

 アルコールは適量ならば、よい睡眠効果が得られます。アルコールとベンゾジアゼピン系の働き方は似ているそうです。

 しかし、アルコールを飲んだ後に、睡眠薬を飲むというのはタブーです。
 
 相乗効果により、効果が強く出すぎて、なかなか目覚めなかったり、日中薬が残っていて眠くなったり、ふらついたりということが起きてくる可能性があるからです。

 そもそも、睡眠薬もアルコールも肝臓で分解されます。どちらか片方ならまだ分解も早いのですが、「アルコール」と「睡眠薬」が一緒を飲んでしまったら、仕事が2倍になり、結果、睡眠薬の分解が遅れてしまい、翌日にだるさや眠気を残してしまうのです。

 
 
 【管理を徹底する】

 睡眠薬は、実のところ中枢神経に働きかけるものです。そのため、小さなお子さんが同じ生活空間にいる際には注意が必要です。
 
 小さなお子さんの手の届かない場所に保管して下さい。
 
 また、自分が処方された睡眠薬を他人にあげたりすることは健康上の問題もありますし、法律で処罰されることもあります。
 
 これは睡眠薬に限らず、薬全般に言えることだそうです。

 
 
 【絶対に多く飲まない!】

 
 これは絶対に守るべきことです。
 
 確かにベンゾジアゼピン系睡眠薬は、以前のバルビタール系睡眠薬よりは安全性が高いといわれています。

 しかし、用量異常の睡眠薬を飲むことにより、身体上の問題、また予期せぬ事故を引き起こす場合があります。

 
 (管理人の体験談)

 ある夜、まったく寝付くことが出来ませんでした。

 「いつまでこんな状態が続くんだ!!」
 
 眠れないことにいらだちを覚えた管理人は、マイスリーをある分だけ(3、4倍ぐらいでしょうか)飲んでしまいました。

 そのまま、トイレに行こうと思ったら、

 めまいが起きて、勢い良く転倒。

 傍らにあった、おふくろのダイエット器具に直撃、破壊。 

 肘を強打するは、おふくろに怒られるわ、散々でした。


 このように転倒事故を経験された方のお話をよく見かけます。
 特に高齢者の方は注意が必要です。ふらついてしまい、転倒して、
 骨折ということも十分ありえます。


 また、常用量をはるかに超える睡眠薬を飲んだ際は、救急車を呼ぶ必要も考えられます。

 大量の睡眠薬を飲むケースというのは、たいがい意図的に大量に飲んでいると思われますが、絶対にやってはいけません。

 胃洗浄を経験された方は、口をそろえて「苦しすぎる」と応えます。

 いかなる理由があっても、絶対に多く飲まない、ことです。

 
 
 【勝手にやめない】

 睡眠薬を「やめたい」と思ったり、「もう飲む必要がない」と判断しても、勝手にやめてはいけません。

 睡眠薬の種類によっては、以前より強い不眠状態(反跳性不眠)を引き起こす可能性があります。

 睡眠薬をやめる場合は、「徐々に量を減らしていく方法」と「一日おきに飲んでやめていく方法」が代表的ですが、必ず医師とのご相談の上、やめかたを決定してください。
 
 
 すでにご理解頂けているかもしれませんが、「睡眠薬」というものは非常にデリケートです。

 必ず、専門医を介して、あらゆる決定を行って下さい。


  

 
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 13:05 | Comment(0) | 睡眠薬・種類と副作用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

副作用のまとめ

 
 現在、私たちが処方される睡眠薬のほとんどが、ベンゾジアゼピン系睡眠薬です。安全性が向上したと強調されていますが、副作用があります。

 かつてのバルビタール系睡眠薬よりは(比較的)安全性は高いのですが、残念ながら副作用はあります。

 ここでは、ベンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用についてまとめてみたいと思います。ご参考にして下さい。



 【翌日の眠気(持ち越し効果)】

 
 生物学的半減期が比較的長い睡眠薬に見られるものです。
 
 朝起きたときに「だるい」「眠い」「起きられない」というもの。
 
 日中、職場や学校などで「眠い」「頭が働かない」というものです。
 
 
 これは、生物学的半減期が長いため、睡眠薬の体外排出が翌日の朝までに完了してない場合に見られるものと表現できます。

 管理人もよく「今日は(睡眠薬が)残ってる」と言ってました。


(対策の例)

 睡眠薬の種類・用量を変えることで、相性のよい薬が見つかり、改善される場合もあります。


 
 【ふらつき(筋弛緩作用)】

 これは睡眠薬全般に言えることだと思います。管理人もこの副作用で転倒してしまい、おふくろのダイエット器具を破壊しています。

 とくに、高齢者の場合は注意が必要でしょう。
 また、高齢者でなくとも、階段の上り下りなど日常生活の様々な場所での事故につながりかねません。

 
 (対策の例)

 これも、睡眠薬の種類・用量を変えることにより、改善される可能性があります。


 
 【健忘】

 もの忘れのことです。この場合の健忘、「記憶力が落ちる」というよりは、「睡眠薬を飲んだ後、何かしたが、覚えていない」というものです。
 生物学的半減期が比較的短いタイプの睡眠薬に起こりやすいそうです。
 ちなみに、管理人も、数えるくらいですが、経験があります。

 
 (管理人の体験談)

 友人の家に泊った時のことです。

 友人が寝付けずにいると、管理人がむくりと起き上がり、

 煙草に火を点け、ひとしきり吸った後、何を思ったのか、

 朝食のパンを食べ始めはじめ、眠ったそうです。

 
 翌朝を起きると、「お前の飯ないよ」と友人に言われたので、

 「俺のパン食べたの?」と聞くと、「お前が自分で食べたんだよ」
 
 と怒られました。

 
 管理人の場合は、本当に数えるくらいでしたが、こういった種類の

健忘が頻繁に起こるという方もお見かけします。

 
(対策の例)

睡眠薬の種類を変更するなどして改善できることもあります。

 

 【耐性】

「耐性」は睡眠薬を常用しているうちに効果が薄れてしまうことです。今まで効いていたものが効かなくなるので、量を増やさなくてはならない状態に陥ります。

 ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬ともに、日常的な用量では「耐性」が出来ることは比較的少ないと言われています。

(でも、実際は?)

 
 管理人はこの「耐性」で苦しんだ経験があります。本当に効かなくなり、その違和感から、量を増やしたくなりました。


(対策の例)
 
これは管理人の個人的な見解ですが、「耐性」に出会うことも十分ある、そう考えて睡眠薬と付き合っていくべきだと思います。


 
 【薬物依存】

 
 「薬物依存」とは薬を常用しているうちに薬がなかなかやめられなくなる状態を指します。
 
 この「薬物依存」は、「身体依存」と「精神依存」にわけることが出来ます
 
 「身体依存」は身体が禁断症状を起こして薬が欲しくてたまらなくなる状態、「精神依存」は薬がないと極端に不安になる、薬が欲しくてたまらなくなる状態です。

 
 ベンゾジアゼピン系睡眠薬、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬においては、日常的な使用量なら「身体依存」に陥ることはないと一般的に言われています。


 しかし、睡眠薬の場合、どうしても「精神依存」が起きることは十分に考えなくてはなりません。

 
 そもそも、睡眠薬を使用している方は「眠れない」という不安を抱えていることがほとんどでしょうから、いわば睡眠薬は頼れるパートナーのように思えてくる場合もあるでしょう。

 管理人は薬がないだけで不安になりました。ですから、常に机の引き出しには「ストック」が眠っていました。

 
 また、こんな例もあります。
 
 
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、脳の大脳辺縁系という、人間の喜怒哀楽を司る部位に働きかけます。
 
 これにより、感情の波が緩やかになり、抗不安作用をもたらすこともあります。

 
 私の知人の女性は、ストレスから不眠症になり、職場で辛い場面に出会うとベンゾジアゼピン系睡眠薬を用量以上に飲んでしまうと言っていました。これはやってはいけません。

 
 本来なら抗不安剤などを飲むべきところを睡眠薬を使い、彼女は依存しているようでした。


 (対策の例)

 はっきりしたことは申し上げられませんが、眠れないことに必要以上に怯えないことが必要と思われます。何らかの方法で、眠れない恐怖を克服していく方法を見つけるべきだと思います。


 
 
 
 
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 16:43 | Comment(0) | 睡眠薬・種類と副作用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

そもそも、どんな薬なのか?

 そもそも睡眠薬とはどんな薬なのか、常用している方でもご存知でない方も多いと思います。

 睡眠薬は厳密には、『催眠導入剤』もしくは『睡眠導入剤』と言われ、その正体は『精神安定剤』です。

 なぜ、実態は『精神安定剤』なのか、また、睡眠薬はどのようなプロセスを辿って「眠気」を作るのでしょうか?

 人間が睡眠薬を飲むと、その成分は脳の大脳辺縁系にあるベンゾジアゼピン系受容体(レセプター)にキャッチされます。

 このベンゾジアゼピン系受容体にはGABA受容体も存在しています。

 このGABA受容体は、他の神経の働きを抑るのです。

 
 睡眠薬を飲む → 成分が受容体にキャッチされる 

→GABA受容体が神経をコントロール→精神の安定が生まれる

 
 このようなプロセスをたどって「精神安定剤」の作用が生まれ、

精神安定の性格が強いものはそのまま「精神安定剤」、催眠の性格が

強いものは睡眠薬、睡眠導入剤となるわけです。

 
 ですから生まれは『精神安定剤』なんですね。

 薬の効果によってリラックス状態に導き、落ち着いて眠れるように

なるという運びです。

 
 種類としては、発現性の早さ・持続時間などから、超短時間型睡眠

薬・短時間型睡眠薬、中間型睡眠薬、長時間型睡眠薬と一般的に分類

されています。

 どこで処方してもらえるかについては、心療内科・精神科というお

声が聞こえそうですが、内科でも処方してもらえます。


 
 しかし、残念ながら副作用があることは強調しなくてはいけません。

 また耐性があるのも事実です。

 戦中・戦後に用いられたバルビタール系睡眠薬よりは副作用・耐

性・安全性が比較的高いことは事実ですが、それでも注意しても注意

しすぎることはありません。

 
 また、副作用の危険だけではなく、他の薬やアルコールとの危険に

より様々な問題を生み出すこともあります。

 
 そして、これは非常に気にされる方が多いと思いますが、「世間の

目」というものは飲むようになると気になります。

 
 気にしすぎるべきではないと思いますが、風邪薬を飲むのと、睡眠

薬を飲むのとでは、明らかに一線を画しています。

 
 かなりキツイことを言う人間がいるのも事実ですが、ある程度やむ

を得ないと思ったほうがいいということが3年間飲み続けた管理人の

実感です。


【まとめ】


・どんな働きをするのか?

 脳の大脳辺縁系に働きかけ、神経の働きを抑制し、気持ちを安定させる。



・どんな薬なのか?

 大きくつかめば『精神安定剤」です。睡眠効果が強いので、睡眠薬として用いられています。



・どこで処方してもらえるか?

 心療内科、精神科、内科でも処方してもらえます。



・注意する事は?

 副作用、依存性、他の薬やアルコールとの併用です。

 また、医師の話を良く聞き、用法・用量を必ず守ることが重要です。


【注意】 睡眠薬の処方に関しては、必ず専門の医師とのご相談によ    り決定してください。
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 10:00 | Comment(0) | 睡眠薬・種類と副作用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

半減期と睡眠薬

 睡眠薬を使用する上で押さえておきたいのものに半減期があります。


 これは厳密には、「生物学的半減期」と呼びます。

 生物学的半減期・・・なにやら難しい言葉ですね。
 
 
 専門的なことは抜きにして、説明します。

 
 生物学的半減期とは、簡単に言うと、

「薬を飲んでから、体内で分解、排出されるまでにかかる時間」

 のことを指します。

 さらに簡単に言うと、

「薬がお腹の中に存在している時間」とでもいいましょうか。

 管理人の医師は、こう説明してくれました。


 そもそもベンゾジアゼピン系の睡眠薬の特色を正確に分類すること

は専門家でも難しいそうです。そのため、便宜的に、生物学的半減期

という概念を使用するそうです。

 
 この生物学的半減期こそが、薬の作用時間を決めていると言われています。

 お腹の中にいる時間が短ければ、作用時間も短いですね。
 
 お腹の中にいる時間が長ければ、作用時間も長いですね。

 
 また、分解・排出する時間が長いか短いかによって、現れる副作用

もおのずと違ってくるのです。

 
 生物学的半減期が比較的、短い睡眠薬は、健忘が出やすい、急な中

止により反跳性不眠が出やすい、退薬症状が出やすいなどの副作用が

出ることが考えられます。

 
 
 生物学的半減期が比較的、長い睡眠薬は、翌日の持ち越し効果によ

り、朝起きるのが辛い、日中に眠くなる、筋弛緩作用によるふらつき

が生じやすいなどの副作用が出ることが考えられます。


 このように、半減期によってだいたいの副作用を大つかみではあり

ますが、予測することが出来るのです。

 医師も処方する時の目安として活用しているようです。

 
 内科や心療内科、精神科を受診した際はこのような用語はあまり

出てこないと思いますが、ご自身で勉強して体調を管理したいという

方には有益かと思います。

 
 効果や副作用、飲み合わせなどについても熟知していれば、健康管

理に役立てるかと思います。


【注意】 

 ご自身の健康問題に関しては、必ず、専門の医師と相談して下さい。
  
 

タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 03:52 | Comment(0) | 睡眠薬・種類と副作用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夢遊病と睡眠薬

 睡眠薬にまれに見られる夢遊病(睡眠随伴症状)について、昨年に

厚生労働省より注意喚起があった睡眠薬があるのでまとめてみます。

 
 2007年3月に米国のFDA(米食品医薬品局)が副作用の警告欄を

改訂したことに端を発しています。

 
 13種類の睡眠薬に改訂が行われましたが、その中でも特に取り上げたいのが、マイスリー(ゾルピデム)です。

 
 FDAによると、マイスリーを服用した患者が、眠ったまま車の運転

を行う、調理をしたり、食事をする、ネットで買物をしたなどの実例

が報告されたそうです。

 これらは夢遊病の一種と見られ、当事者はまったく覚えていない

そうです。

 
 管理人はマイスリーをメインに使用していましたが、夢遊病のよう

なことも本当に経験しています。

 副作用の件でも紹介しましたが、友人の家に泊ったときのことです。

 その夜、管理人と友人はスーパーに翌朝の食事を買いに行きました。

 牛乳とパンです。

 友人と談笑してその夜はマイスリーを飲んで眠りました。

 夜中に突然管理人はむくりと起き上がり、パンと牛乳を飲んで、再

び眠り込んだのを、ゲームをしていた友人が見ていたそうです。

 
 翌朝、管理人は友人に訴えました。

 「朝ごはん、ないんだけど、もしかして食べた?」

 友人は「お前が自分で食べたんだよ」と返したのです。

 彼は人のものを勝手に食べる人ではありません。

 
 このような夢遊症状を起こす睡眠薬は少なくありませんが、今回

ショッキングだったのが、それがマイスリーだったことです。

 マイスリーは世界ではもちろん、日本でも良く使われている睡眠薬

だったからです。

 
 FDAの調査によると、このような夢遊症状が見られた患者の90%

は、寝る前に少量でもアルコールをとっていたことが報告されていま

す。

 
 この3ヵ月後に、おそらくはFDAの動きを受けて、厚生労働省が

睡眠薬の警告欄の改訂を行いました。

 
 改訂されたのは、酒石酸ゾルピデム(マイスリー)ゾピクロン(アモバン)トリアゾラム(ハルシオン)の3つです。

 具体的には、酒石酸ゾルピデム(マイスリー)ゾビクロン(アモ

バン)
には、「もうろう状態、睡眠随伴症状(夢遊病)が起こる可能

性がある」と加筆。

 トリアゾラム(ハルシオン)に関しては、「睡眠随伴症状(夢遊

病)が起こる可能性がある」と加筆し、注意喚起を促しました。


 重ね重ねですが、マイスリーに睡眠随伴症状が見られたケースの9

0%は、少量でもアルコールを摂取していたことが強調されていま

す。

 【注意】

 睡眠薬とアルコールの併用はおやめ下さい。

 
 自分で睡眠薬の服用を勝手に中止しないで下さい。
 
 中止する場合は、必ず専門の医師との相談の上に行ってください。 
 

タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 14:54 | Comment(0) | 睡眠薬・種類と副作用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

グレープフルーツと睡眠薬

 睡眠薬の飲みあわせで注意が必要なものとして、アルコールはさん

ざん強調させて頂いてますが、グレープフルーツとも一緒と一緒に

摂取するのも大変危険です。


 「なぜグレープフルーツ!?」

 という方もいらっしゃるでしょう、意外に知られていない事実だと

思います。


 実は、グレープフルーツを食べて、その後に薬を服用すると、血液

中での薬の成分が極端に上がってしま、薬効が極端に上がってしまう

のです。

 
 また、グレープフルーツ中に含まれる「フラノクマリン」という成

分が小腸内で薬の成分を分解・排出する働きに対して著しく干渉して

しまうのです。

 これにより薬の体外への排出が速やかに進まなくなるのです。

 
 実はこれ、管理人、うっかりやってしまいました。

 というより、知らずにやってしまったのです。


 最近、寝不足で肌荒れがひどいからとスーパーで買った、グレープ

フルーツジュースを飲んで、睡眠薬を飲みました。

 その夜、吐き気と頭痛に襲われ、眠るどころの騒ぎではありません

でした。また、翌日に持ち越し、まるで二日酔いみたいな感じでし

た。

 頭痛と吐き気は薬効が極端に上がったこと、翌日に持ち越したのは

体外への排出が遅れたことに関係しているのではないでしょうか。

 
 その日は、グレープフルーツが原因していたなんてわかるはずもな

く、数日後に心療内科で話したら、主治医にこっぴどく怒られまし

た。
 
 
 グレープフルーツとの飲み合わせが禁忌となっているのは、高脂血

症薬、抗うつ薬、睡眠薬、抗生物質、免疫抑制薬、抗不安薬、抗アレ

ルギー薬・・・など挙げればきりがありません。


 睡眠薬に限らず、すべての薬に注意が必要ですから、薬を処方され

たら医師に効いてみるべきでしょう。

 
 補足になりますが、管理人は注意喚起として、この記事を書いてい

ます。 絶対にこのような飲み合わせをしないよう注意するととも

に、意図してこのような飲み合わせをすることがないようにお願いし

ます。当ブログを利用して生じた損害については一切責任を負うこと

はありません。
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 12:16 | Comment(1) | 睡眠薬・種類と副作用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アルコールと睡眠薬

 睡眠薬とアルコールを飲み合わせてはいけないということはさんざ

ん強調していますが、ここでは詳しくまとめてみたいと思います。


 さて、アルコールは適量ならば、よい睡眠効果が得られることは有

名だと思います。

 
 「酒は百薬の長」、「ナイトキャップ」などの異名からそういった

飲酒への信頼みたいなものを感じれるでしょう。

 管理人は筋金入りの下戸ですが、友人らでも寝酒を飲んでいる人は

多いです。


 しかし、残念ながら最近は、アルコールが睡眠に及ぼす影響は悪影

響とされているようです。

 
 【アルコールそのものの影響】
 
 アルコールはベンゾジアゼピン系睡眠薬に似た働きがあります。

脳を抑制して、気持ちを落ち着かせると同時に眠気を催すのです。

そのまま布団に入ると、スムーズに眠れますよね。

 
 しかし、アルコールは代謝されるのが早く、体外に排出されるのが

早いので、その後は悪影響が現れるのです。

 
 具体的には、前半に抑制されていたレム睡眠が現れて、眠りが浅く

なってしまうのです。レム睡眠は、体は休んではいますが、脳が活発

に働いている状態です。

 
 また、尿が出やすくなるので、トイレに起きることになってしまう

のも多くの方が経験していることだと思います。

 
 個人差はあるでしょうし、「酒を飲んだ方が眠れるんだ!」という

お声もありそうですが、科学的にはこのような見解になっているよう

です。

 

 【睡眠薬と一緒に摂った場合】
 
 
 では、睡眠薬とアルコールを併用した場合は一体どんな働きがあ

り、どんな影響が現れるのでしょうか。

 
 アルコールはベンゾジアゼピン系睡眠薬と似たような働きをするこ

とは前述した通りです。
 
 
 脳の神経系を抑制し、呼吸器を抑制します。このことにより気持ち

が落ち着き、眠気を催すということですが、睡眠薬とアルコールを同

時にとった場合、同じ性質を持ったもの同士、相乗効果が起きてしま

います。

 
 その結果、効果が増強され、一見ぐっすり眠れる状態になります

が、これは非常に危険です。

 
 呼吸器を強く抑制した結果、呼吸困難・貧脈の状態に陥ります。

また、記憶が欠落してしまうこともある他、アルコールの特徴である

気持ちが大きくなる点が強調され、感情の抑制がきかなくなる場合も

報告されています。
 
 
 加えて、睡眠薬もアルコールも肝臓で分解されますが、肝臓からし

てみれば、仕事が2倍になってしまうのです。

 分解・排出に遅れが出て、翌日の持ち越し効果に繋がってしまうの

です。

 
 結局、レム睡眠の発現、呼吸器の強い抑制により、眠りも浅いもの

となってしまいます。逆効果ということです。

 したがって、治療と安全の両方の点から言って、危険なのです。



 【アルコール依存症につながることもある】

 
 さて、睡眠薬とアルコールの飲み合わせが危険なことは様々なとこ

ろで強調されていますが、アルコール依存症に関しても取り上げてみ

たいと思います。

 
 睡眠薬とアルコールを併用することで、アルコール依存症につなが

る場合もあるという話です。

 
 こういうことです。睡眠薬とアルコールの併用が習慣化してしま

い、この2つがなくては「眠れない」という状態に陥ってしまうので

す。

 アルコール依存症は様々な弊害があります。

 その他の身体的疾患をまねくことになったり、本人も依存して

社会生活に支障をきたす場合もあります。

 
 また、共依存という状態になる場合もあります。

 
 これはアルコール依存症の当事者が、家族以外に頼ることが出来

ず、家族もアルコール依存症の方を助けることに充実感を覚え、

その結果、互いに依存しあっている状態を指します。

 家族も巻き込んでしまうということです。
 

 眠りが浅くなること、身体上の危険、アルコール依存症を誘発する

危険から、睡眠薬とアルコールに関しては、絶対に一緒に飲まないと

いう結論になります。


【注意】

当ブログを利用して生じた損害については一切の責任を負いません。

また、睡眠薬の服用に関しては、専門の医師との相談の上、指示を守

って正しくお使い下さい。


タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 13:48 | Comment(4) | 睡眠薬・種類と副作用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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