入眠障害(寝付けない)

 
 不眠症は大きく4つに分けたうちの1つを、入眠障害(にゅうみんしょうがい)と言います。

 
 入眠障害とは、普通「寝つきが悪い」と表現されるものですが、布
団に入って長時間経っても眠りに入ることが出来ないものです。不眠症を訴える方の2番目に多いのがこのタイプで、特に若年層が多いそうです。

 
 実は、この入眠障害は誰もが経験しています。
 学生なら試験の前日や遠足の前日、社会人なら面接の前日など、緊張して眠れなかった経験をお持ちの方も多いでしょう。何らかのストレスによって眠ることに集中できないのです。多くの方は、そのストレスから解放されれば、なんの問題もなしに元の生活に戻れます。

 
 しかし、入眠障害の方は何らかのストレス要素に常にさらされてしまっているのです。
 
 例を挙げれば、もうすぐ学校を卒業する学生がいたとします、この学生はまだどこからも内定をもらっていません、周りは就職先が決まっているのに、自分だけが決まっていない。
 将来が不安で仕方なく、夜布団に入ってからも考え込んでしまう。

 
 もう一つは、眠れない経験を多く積んでしまったために、「今夜も眠れないのでは」「どうせ眠れない」という状況に陥り、眠ることそのものに恐怖してしまう場合があります。
 
 「眠りたい」と思っているのに、「眠ることが怖い」のです。管理人もこのタイプでしたが、毎晩がチャレンジのようで、布団に入るたび緊張してしまい、とてもリラックスなど出来ません。実際、不眠症を抱えている方にはこのような板ばさみに遭っているケースも少なくないそうです。

 外的な要因としては、近所の家がうるさい、工事が行われている、自宅が道路に面していてトラックが通るなど騒音によるものも挙げられます。
 このケースの場合、健康には問題がないので、肉体的な心配はないはずです。
 
 
 【治療法】
 
 睡眠薬を用いる場合は、基本的には、超短時間型、もしくは短時間型の睡眠薬が用いられます。両者とも、薬を飲んでから効果が現れるまでが速く、翌日は眠気が残ることも少ないです。

 入眠障害の主体は「寝付けない」ことにありますから、眠りに入る時だけ薬の力を借りることになります。
 
 
 【対策】

 あまり早めに布団に入らないことが大事です。
 
 管理人も入眠障害でしたが、寝つきが悪いので、夜の8時くらいに布団に入ったことがあります(結局、朝まで眠れず)。その他、目の届く範囲に時計を置かないようにするのもいいです。タイムリミットを数えてしまうので(もう5時だ、後2時間・・・)緊張します。
 
 また、眠る前にコーヒーやカフェイン入りの清涼飲料水を飲んでいないか、アルコールを大量に飲んでいないかを見直す必要もあります。その他、就寝前に激しい運動をしてないかも確認して下さい。
 
 眠ることにプレッシャーを感じないようにすることが大事で、眠りについての心構えを考え直す必要があります。



 【注意点(副作用)】

 投薬治療に行う超短時間型、短時間型の睡眠薬は、長期に渡って使用した場合、薬をやめるときに「反跳性不眠」などの副作用を生じる場合があります。

 「反跳性不眠」とは、薬をやめた時に起きる反動のようなもので、それまでよりも強い不眠状態に陥ることを指します。管理人も、医師に「勝手にやめないで下さい」と念を押されたことがあります。

 この「反跳性不眠」を回避するには、徐々に長時間型の睡眠薬に切り替えていくことが重要のようです。

 
 【まとめ】

  入眠障害

(特徴) 寝付けないタイプの不眠症
      
(原因) 外部要因 騒音など 
     
     内部要因 心配事、ストレス



(治療) 投薬治療の場合、超短時間型もしくは短時型の睡眠薬を使用。



(対策) あまり早く寝床に入らないようにする。
     
     目の届く範囲に時計を置かないようにする。
           
     寝る前のカフェイン・アルコールは可能な限り抑えるようにする。
 
     眠ることにプレッシャーを感じないよう努め           る。



(注意) 投薬治療が長期に割った場合、超短時間型・短時間型睡眠薬をいきなりやめると、「反跳性不眠」の状態に陥ることがあります。 薬をやめる際は、必ず専門の医師とのご相談の上行ってください。 


 



 
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 16:01 | Comment(0) | 不眠症・種類と原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中途覚醒(夜中、目が覚めてしまう)

 
 朝起きるまでに何度も目が覚めてしまうタイプの不眠症を、中途覚醒と言います。不眠症を訴える方に1番多いのがこのタイプです。特に中高年が多く、慢性的な運動不足の若者にも見られます。

 身近な例を出すと、夜中、目が覚めてしまって、そのまま目が冴えて結局朝まで眠れなかったというものです。経験のある方も多いでしょう。


 しかし、中途覚醒の方は常にそういう状態にあります。しかも、この中途覚醒の特徴は、中高年に多いということです。働き盛りの方がほとんどですから、翌日の仕事に影響を出してしまうというお声も多く伺います。

 原因としては、身体的疾患の場合もあります。
 
 睡眠時無呼吸症候群、周期性四肢運動、むずむず脚症候群などが挙げられます。

 また、加齢による体内時計の変化の場合もあるそうです。体内リズムが変わったのに、生活リズムはそのまま、例えば、体は10時に寝るのに、12時に寝てしまう。必然的に夜中目覚めてしまいます。

 その他、ストレスやうつ病との関連性も指摘される場合もあり、就寝前のアルコールの異常摂取など多岐に渡っています。

 
 【治療法】
 
 投薬治療の場合、中・長時間型の睡眠薬が基本とされています。

 身体的疾患が原因の場合、根本となる疾患の治療が重要と言われています。
 
 また、うつ病との関連性が指摘されていますので、睡眠薬だけに頼ることなく、生活全般を見直し、根本となる原因を突き止める必要もあるといわれています。総合的な視野での見直しが求められます。


 【対策】

 慢性的な運動不足も要因として大きいようです。これは個人によりますが、適度な運動が効果をもたらす場合もあります。

 また、ストレスをためすぎないことです。ストレスをためないことは難しいかもしれませんが、ストレス発散方法を見つけることは不眠症に限らず、健康問題全般に効果が望めます。

 
 【注意(副作用)】
 
 投薬治療の際に使用する、中・長時間型の睡眠薬は翌日に持ち越す場合があります(持ち越し効果)。

 日中、睡眠薬が抜けず、眠気を感じることにもつながります。そもそも夜中に目覚めて、寝付けずに眠いところに、睡眠薬が残っていれば、ダブルパンチです。
 
 医師との相談により、ご自身に合う、睡眠薬を見つけてください。           


 【まとめ】

中途覚醒


(特徴) 

 夜中に目が覚めてしまい、その後寝付くことが困難。


(原因) 

 身体的疾患では、睡眠時無呼吸症候群、周期性四肢運動、 むずむず脚症候群。

 精神的疾患では、うつ病やストレス。

 その他、就寝前のアルコール異常摂取、加齢による体内リズムの変化。


(治療)  

 身体的疾患に原因がある場合は、根本となる疾患の治療が重要とされています。
      
 睡眠薬を用いる場合は、基本的には中・長時間型の睡眠薬を使用します。

 うつ病との関連性がある場合は、うつ病の治療も視野に入れる必要があります。


(対策) 
 
 運動不足も要因として考えられるので、適度な運動を導入する方法もあります。
     
 その他、不眠症全般に言えることですが、ストレスをためすぎないよう努める、なんらかのストレス発散方法を見つけることが肝要になります。


(注意) 

 睡眠薬を使用する場合、中・長時間型の睡眠薬が基本となりますが、その際は睡眠薬の効果が翌日に持ち越さないよう注意する必要があります。
     
 効果を持ち越した場合は、医師とのご相談の上、ご自身に合う薬を見つけてください。
           
      

 
 

 
 

 
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 19:02 | Comment(0) | 不眠症・種類と原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

早朝覚醒(朝、目が覚めてしまう)

 早朝覚醒とは、朝方目を覚ましてしまい、その後なかなか眠れないというタイプの不眠症です。数の上では、入眠障害同じ割合で、高齢者によく見られるものです。
 
 原因としては、うつ病と加齢によるものが大半のようです。
実は早朝覚醒はうつ病の特徴の一つで、うつ病のシグナルとも呼ばれています(一概には言えないようですが)。

 もう一つは、加齢によるものです。中途覚醒と同様に、加齢によって体内リズムが変化しているのに、生活リズムはそれ以前のままだと、必然的に目が覚める時間にズレが生じてきます。
 
 
 【治療法】

 投薬治療の場合、中・長時間型睡眠薬が基本となります。また、うつ病に原因が強くある場合はうつ病の治療も視野に入れる必要があります。

 【対策】

 早朝覚醒の方には、早朝覚醒を「生活リズム」と捉え、日常の一部として取り入れることに成功している場合もあります。早い時間帯に朝食を取り、のんびりしてから、生活をスタートさせている、そんな方も少なからず存在します。
 
 また、目が覚めてしまった場合、布団の中で眠ろうと悶々とするよりも、本を読んだり音楽を聴いたりしているというお声も伺います。
 
 根本的な対策にはなっていませんが、無理に抵抗することはなく、早朝覚醒を受容するのも一つの方法かもしれません。
 
 

 【注意点】

  投薬治療を行う際は、中・長時間型睡眠薬を用いるのが基本ですが、中途覚醒と同様、このタイプの睡眠薬は翌日に効果を持ち越す場合があります。日中に眠気を感じる場合は、医師との相談の上、ご自身に合う睡眠薬を見つけて下さい。

 
 【まとめ】 

 早朝覚醒 

(原因) 

 うつ病、加齢による体内リズムの変化

(治療) 

 投薬治療を行う場合は、中・長時間型睡眠薬を使用。
うつ病に原因がある場合は、うつ病の治療も視野に入れることも必要。

(対策) 

 生活リズムとして、早朝覚醒を受容している方が存在するのも事実。
 
 目が覚めてしまったら、本や音楽を聞くのも一つの手であると述べる方も。

(注意)

 投薬治療の際は、中・長時間型の睡眠薬を使用するのが基本ですが、翌日に眠気を持ち越す場合があります。 必ず専門の医師とのご相談により治療の決定を行ってください。


 
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 20:00 | Comment(0) | 不眠症・種類と原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

塾眠障害(寝た気がしない)

 熟眠障害とは、一定の時間は眠ったにも関わらず、熟睡した感じがしない、寝た気がしないというタイプの不眠症です。そのため、心も体も疲れた状態に陥るというものです(不眠症全般にいえますが)。

 
 原因は、身体的疾患では、睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群などが挙げられます。
 
 また、このタイプの不眠症に特徴的なのは、原因が中途覚醒もしくは早朝覚醒に求められる場合があることです。夜中に目覚めてしまったり、朝方目が覚めてしまったために、熟睡した感じがしない、こういうケースも熟眠障害の範囲になります。
 
 中途覚醒早朝覚醒が原因になることもある、ということですから、背景にうつ病の存在もあるかもしれません。
 
 その他、異常な低血圧、特発性過眠症などが挙げられ、要するに、なんらかの原因により質の良い睡眠が持続しないのです。

 
 また、熟眠障害を訴える患者さんの中に「夢を多く見る」と述べるのも特徴的だと思います。
 
 人間が夢を見ている時の睡眠を「レム睡眠」と言います。 レム睡眠の状態では、肉体は休んでいますが、脳は活発に働いています。
 
 夢を多く見ることと熟眠障害の関連性ははっきりと申し上げることは出来ませんが、夢ばかり見てしまい、熟睡できなかった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

 【治療】
 
 身体的疾患の場合は、その根本となる疾患を治療することが求められます。
 
 睡眠薬の投薬をする際は、中間型睡眠薬が基本となります。また、早朝覚醒と中途覚醒が疑われるので、その背景にあるうつ病など、総合的な視野で生活を見直し、原因を追究することが治療の第一歩となります。

 
 【対策】

 不眠症全般に言えることですが、ストレスをためないようにすることだと思います。
 
 日中眠くて仕方なく、倦怠感に襲われますから、可能な限り体力を使わないよう努めるというお声を伺います。

 また、とにかく原因を追究することが第一歩となると思います。考えられる原因が多いので、体調や睡眠状態を記録するなどして、参考録を作ってみるのもいいかもしれません。

 
 【注意】

 睡眠薬の投薬を行う場合、中間型睡眠薬が基本になりますが、翌日への持ち越しに注意して下さい。日中、睡眠薬が抜けずに眠気が続く場合は、医師に相談して、ご自身に合う睡眠薬を使用して下さい。


 【まとめ】

 熟眠障害

 (特徴)

 一定の時間眠ったのに関わらず、熟睡できた感じがしない。そのため、心身の疲労が回復しない。

 (原因)

 身体的疾患では、無呼吸症候群、むずむず脚症候群。

 早朝覚醒中途覚醒が原因になっている場合も。

 その他、異常な低血圧、特発性仮眠症。

 (治療)

 身体的疾患の場合は、根本となる疾患の治療。
 
 早朝覚醒中途覚醒の場合はうつ病の可能性もあるので、うつ病の治療も視野に入れる。

 
 (対策)

 ストレスをためすぎないこと、原因をはっきりさせる

 (注意)

 睡眠薬を投薬する場合は、中間型睡眠薬の効果を翌日に持ち越す可能性があります。


  

 

 
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 16:33 | Comment(2) | 不眠症・種類と原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

睡眠障害いろいろ

 そもそも不眠症というのは「睡眠障害」の一つのようです。管理人も勘違いしていたのですが、不眠症と睡眠障害は厳密に言えば、異なります。
 
 
 睡眠障害というのは、もっと広い意味のある言葉で、眠りすぎてしまう「過眠症」や夜寝ている時に何度も呼吸していない状態になる睡眠時無呼吸症候群。
 
 突然に居眠りをしてしまうナルコレプシーなど、睡眠に関する何らかの障害を「睡眠障害」といいます。
 そういう意味で、不眠症は「睡眠障害」の傘の下に存在することになります。

 
 「眠れない」という不眠の訴えから、「眠りすぎる」という過眠症、また「眠っている間に行動してしまう」という夢中遊行(夢遊病)など。

 
 管理人が高校に入学した時、クラスメイトにナルコレプシー(居眠り病)の男の子がいました。授業中、彼はいつも眠っているので不思議に思っていましたが、話をしていくうちにそうと知れました。
 
 「学校帰り、自転車に乗っている時に寝ちゃって、転んじゃっよ」
 
 なんて軽い感じで話していましたが、影ではそうとう悩んでいたと思います。そんな彼は、管理人の何倍も眠りで悩んだ経験があるでしょうから、彼には頭が上がりません。

 余談になりましたが、以下に睡眠障害の主なものを記載しておきます。文字数の関係で主要なものに限定しますが、こうしてみると「眠る」ということについて視野が広がります。
 
 不眠症の方は、必ずしも周囲の理解を得られるわけではなく、かといって言いづらいということもあるでしょうから、ともすれば孤独に陥ってしまいます。

 
 視野を広げたり、全体からご自身をとらえるのも有効と思いますので、ご参考に。
 
 
 【睡眠障害の分類】(睡眠障害国際分類より)


(1)睡眠異常 睡眠そのものが疾患であるもの。

   
   不眠症、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群、
   
   精神生理性不眠、概日リズム睡眠障害、睡眠状態誤認



(2)睡眠時随伴症 睡眠時に異常な行動をすること。

   睡眠時遊行症、夜驚症、睡眠時ひきつけ、周期性四肢運動



(3)内科・精神科的睡眠障害

   精神病、気分障害、不安障害、うつ病、パニック障害などによ   る不眠


(4)提案検討中の睡眠障害

   短時間睡眠者、長時間睡眠者 

 

   
   

 


 

 
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 20:01 | Comment(0) | 不眠症・種類と原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なぜ眠れないのか?(不眠の原因)

 不眠症の治療の第一段階として、なぜ眠れないのかを考える必要があります。
 
 管理人は以下に挙げる、精神疾患による不眠でしたが、この場合は根本となる躁うつ病が直接の原因でした。

 躁うつ病というのは簡単に言えば、神経伝達機構に障害が生じるためにおきる気分障害で、躁状態(元気がある)とうつ状態を繰り返す疾患です。
 
 機嫌がいいのに、一気に落下するので、気持ちが沈んだときは体が疲れているのに激情に襲われて3日間眠れないこともありました。

 
 躁うつ病は生涯に渡って改善しないと、医学的には、言われていますが、管理人は今とても元気です。

 管理人の主治医は「だいたい20歳になったら、脳内のスタビライザー(感情統制)の機能も安定してくるから大丈夫です」と言ってくれました。

 躁とうつの波がゆるやかになるにつれて、不眠は改善されていき、今日も朝の7時半に自然に目が覚ました。熟睡です。
 
 もちろん、睡眠薬は飲んでおりません。


 不眠症と言うのは、いろいろな要因が組みあさっている場合もありますから、まるで得体の知れない魔物のように思えますが、からまった糸も少しづつひも解いていけば改善の余地もあると(管理人は)思います。


 以下に、不眠症の主な原因を挙げておきます。あくまで主なものですので、ご参考程度でお願いします。



 【環境的な不眠】
 
 眠るときの環境に原因があるものです。環境的要因で眠れなかった経験は誰でもお持ちでしょう。
 
 近所の家族が夜中でもやたらうるさい、工事が行われている、自宅が道路に面しているのでトラックの轟音で目が覚める。もしくは熱くて寝苦しい、寒くて震える、乾湿が極端で気になる、虫刺されがかゆい。挙げればキリがありませんね。
 
 この場合は睡眠薬を処方してもらうよりも、可能な限り環境を改善していく方が先決でしょう。



【生理的な不眠】

 環境的要因と同様、これも誰にでも起こるものです。代表的と言われているのが「時差ボケ」。海外旅行中や帰国した際に、陥る場合があります。
 
 自分の体内リズムと海外のリズムにズレが生じるために起きますから、健康そのものには問題がないはずです。
 
 一般に「西」の方角に移動する方が時差ぼけの回復は早いそうです。日本から中国に行く、アメリカから日本に帰るといった方が、
中国から日本に帰る、日本からアメリカに行くよりも回復は早いと言われています。
 
 また両者ともに、新しい環境に慣れるのは1週間程度で、その後は回復していくそうです。

 
 もうひとつ代表的なものは、「交代制勤務」です。
 
 管理人は以前、工場で働いていましたが、1週間ごとに日勤と夜勤が入れ替わり、毎週のはじめには体内リズムが狂っているため、眠ることができず、死にそうな顔をして出勤していました。

 「時差ボケ」と同様、これも体内リズムも環境のリズムにズレが生じて、眠ることが出来ないものです。経験された方は多いと思います。

 
 環境的要因と同様、肉体の外に原因があるので、睡眠薬を使用する前に、可能な限り環境をコントロールする必要があると思います。


 
 【心理的な不眠】

 何か心配ごとや悩みごとがある、一時的にせよ日常的にせよ、ストレスの多い環境にさらされているなど心理的な問題による不眠症です。これも多くの方が経験されたことと思います。 
 
 大学受験や就職試験の前日、人生全体における悩み、意中の人とのデート前日、大事な契約の前日などなど・・・様々なものが考えられます。
 
多くの場合、これらは一時的なケースで終わるでしょうし、環境が持続したとしても適応していくケースもあるでしょう。
 
 睡眠薬を用いる場合も考えられますが、家族や友人に悩みを話す、カウンセリングを受けるなどして改善する場合もあるそうです。




 【精神疾患による不眠】

 統合失調症やうつ病、躁うつ病やパニック障害など心療内科もしくは精神科の対象となる精神疾患に原因があるものです。これらの病気は発症の際は、不眠症を伴う場合が多いです。

 冒頭でもお話しましたが、管理人もこのタイプでした。
 私の通院していた病院は、待合室で皆さん一様に眠そうにしていました。全員が全員というわけではないですが、「心の病気」と不眠症はリンクしている場合が多いのでは、というのが(管理人の)実感です。
 
 このような場合は、それぞれの病気と不眠症の二つの要素を視野に入れる必要があると言われてます。


 【器質的、身体的疾患による不眠】


 肉体の何らかのトラブルによる不眠症です。夏場、蚊に刺されて、かゆくてかゆくて眠れないなどもこの分類に含まれます。また、風邪を引いて、咳が止まらずに眠れないなど。
 
 その他、睡眠時無呼吸症候群もあります。睡眠中に呼吸が止まってしまい、その度に苦しくて目覚めてしまう。
 
 このような気質的、身体的疾患の場合は根本の原因を取り除くことが重要とされています。

 
 【薬物やアルコール、カフェインによる不眠】

 カフェインによって眠れないということは経験した方もいらっしゃると思います。管理人もコーヒーの飲みすぎて眠れなかった経験は多々あります。今では朝にしか飲みません。

 アルコールの飲みすぎも注意です。アルコールは少量なら神経を抑制して心地よい眠気を催してくれますが、深酒となると効果は逆転すると思います。

 眠ったとしても目が覚めたり、尿意を催して何度もトイレに行くことになるなど、心地よい眠りは得られない場合が多いそうです。

 
 快適な眠りを得たいならば、夕食後のコーヒーやカフェインを含む清涼飲料水、深酒は避けたほうがいいでしょう。


 また、薬の副作用により、不眠が生じる場合もあります。
 抗がん剤などがその例のようです。薬の効果も副作用も様々なので、治療薬によって不眠が生じた疑いがある場合は、医師にご相談ください。

 
 【原因不明の不眠症】

 上記のようなタイプの原因で不眠症になる方もなる一方、原因が特定できない不眠症の方も多いです。自分で把握出来ないものから、医学的に解明できないものまでです。

 以前、テレビで見たものですが、外国で「30年間まったく一睡もしていない」男性の特集がありました。
 
 その男性、健康にもなんの問題も無く、元気に畑仕事をされていました。

 その男性を脳を研究してみたところマイクロスリープ(一瞬の眠り)をこまめにとっていることがわかり、このマイクロスリープによって疲労が回復しているのではないかという結論になりました。

 しかし、原因は不明。

 かなり極端なケースですが、これも「原因不明の不眠」に分類できると思います。



 
 
  
 

  
 
 
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 09:46 | Comment(0) | 不眠症・種類と原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

反跳性不眠

 睡眠薬をやめるときの最大の「敵」となるのが、反跳性不眠だと思います。

 反跳性不眠というのは、長期に渡って睡眠薬を使用した際、急に服用をやめると、以前よりも深刻な不眠状態に陥ることを指します。

 さらに離脱症状として、不安を伴う場合がありますので注意する必要があります。
 
 また、脳障害のある患者の場合、不安や焦燥、まれにせん妄やけいれんを引き起こす可能性があります。
 
 
 せっかく「睡眠薬をやめるぞ!」と決意して飲まなくなったのに、さらに強い不眠状態に陥ってしまうのです。

 
 管理人も経験があるのですが、気持ちが挫かれます。体力も奪われてしまうのです。

 ちなみに、管理人の場合は、「もうこんなのやめてやる!」と決意し、医師との相談も無く勝手にやめたので、自業自得といえばそうなりますね。

 
 反跳性不眠を乗り越える方は実在します。管理人もその一人ですが、これを乗り越えれば、さわやかな朝を取り戻せます。

 
 反跳性不眠の予防方法については、以下の3つが代表的なようです。


【漸減法】 徐々に減らすしてやめていく方法。

【隔日法】 一日おきに飲んでやめていく方法。

【置換法】 薬を置き換えてやめていく方法。


 管理人は、漸減法により睡眠薬を断ちましたが、一回目の独断専行でやめたのもカウントすれば、2回失敗しています。

 一回目は仕方ないとして、2回目は主治医の先生とよく相談して決めました。
  
 袋に入った睡眠薬を拳で叩いて割り、減らして飲む。

「俺は睡眠薬をやめられるんだ」そうひたすら信じていました。

 結局、2回目も失敗に終わり、夜は眠ることも出来ず、

 一生続くんじゃないかと思いました。

 だったらもう、一生付き合っていけばいいんじゃないか。

 そう開き直り、睡眠薬を飲まなくなりました。

 勿論、眠れません。 職場でも、コーヒーばかり飲んでいる生活。

 昼夜逆転は当たり前。寝不足なので、日差しを浴びると、倒れそうに。
 
 しかし、不眠症について考えるのも破棄し、睡眠薬とも縁を切ったことが功を奏したのでしょうか。

 転職して、自衛隊に行き、規則正しい生活をしたら自然になおりました。

 
 何がきっかけで不眠症が治るかは意外とわからないものです。

単純に、漸減法などで薬をやめて、スムーズに不眠症を脱出した方も
 
聞いたことがあります。 
 
 
 管理人の同僚には、眠ることを完全に諦めた結果、本人曰く「心境

の変化」から、睡眠薬もやめて夜に眠れるようになったという例もあ

ります。

 
 反跳性不眠の話題から発展しまいましたが、管理人は睡眠薬はやめられると思っていますし、不眠症も克服は十分可能だと思っています。

 
【注意】

 文中でも述べましたが、薬をやめる際は、一人で判断してやめることなく、医師とのご相談の上に方法などを選択してください。

 
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 18:32 | Comment(0) | 不眠症・種類と原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

肺水腫と睡眠薬

 今回はかなり限られたケースですが、高山病における一時的な睡眠障害についてまとめてみます。

 
 高山病という病気があります。主に登山につきまとう病名ですが、

酸素の薄い高所にいることによって様々な症状が現れます。

 頭痛、吐き気、胸の圧迫感などですが、酸素が薄いことによって一

時的ですが不眠に陥ることがあります。


 これは酸素の少ない場所にいることによて血中の酸素濃度が下が

り、これが脳の呼吸中枢を刺激し、酸素が少ないのに呼吸の回数が

増えます。

 
 この結果、呼吸中枢が抑制されて無呼吸が発生します。

このため、山の上のホテルなどでは、酸素マスクなどを用意して対応

しているそうです。


 この際に注意を要するのが、睡眠薬とアルコールです。

 眠れないのだから睡眠薬やアルコールで眠ってしまおうとなるのが

心理ですが、睡眠薬とアルコールは呼吸を抑制してしまいます。


 我々が日常生活で呼吸を抑制されても問題はありませんが、酸素の

薄い高所で呼吸を抑制された場合、脳の慢性状態が持続してしまい、

最悪の場合は脳梗塞になる場合もあると言われています。

 
 加えて、重症の高山病の肺水腫を招くことにもなりかねないです。

肺水腫とは酸素不足により、肺胞内部の圧力が高まります。

 
 本来ならば肺胞の毛細血管の収縮により必要以上の血液が流れ込ま

ないようにしますが、体質によってはこのプロセスが行わない場合が

あります。
 
 
 その結果、肺胞に大量の血液が流れ込んでしまい、意識障害などが

起こってしまうのです。


 対策としては、可能ならば速やかに下山する、酸素を吸入するなど

があります、予防が先行するのが望ましいでしょう。


 高所における睡眠薬、アルコール類には注意が必要になります。

 登山をする方は注意するようお願いします。



 
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 23:48 | Comment(0) | 不眠症・種類と原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬用の睡眠薬!?

 不眠症の原因の一つに環境的なものがあると述べましたが、ご近所

の騒音問題から犬用の睡眠薬が存在するそうです。

 
 犬の鳴き声や遠吠えで環境的な不眠になり、なんと訴訟まで起こっ

たことがあります。

 
 ペット禁止のマンションで犬を飼い、その騒音から住民が団結して

訴訟を起こしたというものです。

 
 損害賠償の支払いに及んだ事件でして、ペットを飼っている方は

注意が必要なのだという感想です。

 
 よってこの記事も犬を飼っている方向けになると思います。


 こういった経緯から犬用の睡眠薬や鎮静剤まで存在するそうです。

管理人も上記のニュースを読んで知ったのですが、正直驚きました。

実際、飼い主の方でも騒音を出していることで悩んでいる方も存在

するようです。

 
 病院に夜鳴きや遠吠えを相談すると、まずは鎮静剤を勧められるこ

とになり、その次に睡眠薬という順番になるそうですが、これは

最終手段にするべきだと思います。

 なぜなら、人間と同様に睡眠薬の副作用があるからです(鎮静剤も)。

 具体的には、食事を拒絶したり、痙攣が起きたりするそうです。

大切な愛犬に服用させるときは涙を呑む思いだと察することが出来ま

す。

 加えて、薬学的にもあまり完成された睡眠薬とは言えないようです。

 半減期においても、中間時間型睡眠薬しか存在せず、なんらかの

副作用や問題がおきてもスムーズな対応が出来ないと思います。


 安易な使用にはまったく賛成できません。

 猫用の睡眠薬なども存在するようですが、これも上記の通り副作用

や薬学的に未完成なので、同様にまったく賛成できません。

 
 人口密度の高い日本ならではの問題ですね。

 狭い住宅事情が生んでしまった睡眠薬だと結論づけることが出来ま

す。

【注意】もしやむを得ず犬用の睡眠薬を使用する場合は、医師とのご 相談の上、用法・用量を守って使用してください。 
タグ:睡眠薬
posted by HARUKI at 15:19 | Comment(1) | 不眠症・種類と原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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